• 人類共通の課題である健康⾧寿、活力ある幸福社会の建設に向けて、健康医療の分野での実質的貢献を通じ,わが国の将来にかかる人口高齢化、社会負担の増大、生産者人口の減少等による2040年問題の克服に貢献します。
  • 我々の目指すゴールはすべての人々の健康寿命の延伸を着実に実現できる循環型の仕組みとしてのラーニングヘルスシステムの社会実装、すなわちラーニングヘルスソサエティーの建設に直接的間接的につながる有効なアプローチを実行します。
  • わが国アカデミアの研究開発を支援し医療イノベーション創出を推進します。

具体的には以下のアプローチを実行します:

  1. すべての疾患とりわけ希少難治性疾患のリアルタイム・レジストリ構築を進めて、新規薬品、医療技術開発を根本的に迅速化します。
  2. わが国アカデミアの研究開発を支援し医療イノベーション創出を通じて、健康寿命延伸、要介護激減に向けてイノベーションを統合する戦略的アプローチを展開します。
  3. フレイル予防を確実なものとするためにパーソナル・デジタルヘルスソリューションの提供と有効な治療の社会実装に取り組みます(フレイルフリー・イニシアチブ)。

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*1:2040年問題

65歳以上の高齢者の人口割合が最大になり、医療・介護・年金などの社会保障給付費が2018年の1.6倍となること。
2040年には第二次ベビーブーマー世代が65歳以上となり、高齢者の人口がほぼ4千万人になります。75歳以上の後期高齢者数はこの時約2千万人、生産者人口は5千万人、現在75歳以上の人の要介護の割合は35%です。健康寿命を大幅に延伸して要介護期間、要介護者数を激減させ、健康な活力ある社会を実現することこそが問題解決の鍵です。

*2:フレイル

語源は英語のfrailty、脆弱の意。
心身の活力が低下した状態で要支援要介護になる前の段階を指し、適切な介入をすれば運動機能や認知機能のさらなる低下を防止できると考えられています。体重減少、疲れやすい、筋力の低下、歩行速度の低下、日常活動量の低下で特徴づけられる状態です。フレイルフリーが要介護ゼロ社会実現の鍵です。