21世紀 先端医療コンソーシアム
緊急提言策定委員会 主幹 福島雅典
同       委員一同

新型コロナウイルス感染の萬栄はわが国の経済に多大なダメージを与えた。また国民生活は分断され国民の多くが経済的損失を被り貧困層の拡大も深刻さを増しつつある。

これまでの政府、厚労省、関連各省庁の総力を上げた取り組みにもかかわらず、依然として収束への道は見えてこない。とりわけこの先の見通しが立たないという点に国民の苛立ちも既に限界に達しつつあるように見受けられる。国民に行動制限を訴えることや飲食店の時間短縮、ワクチンへの期待でこの問題が解決されることは甚だ疑問であり、実際その科学的根拠も希薄である。

<中略>

コロナ問題は深刻ではあるが、むしろピンチをチャンスにかえ、改革を促進するための絶好の機会と捉えるべきだ。この機会に、世界的な競争力を構築するニューノーマルに挑戦していくために、国家的な取り組みを、トレードオフを恐れず痛みを乗り越えて実行していく覚悟が必要と考える。

よってこの深刻な感染症に対する抜本的な解決策として以下を提言する。

※本稿は臨床評価誌(Vol.49, No.1, 2021)に掲載予定です。臨床評価誌はこちらよりご覧いただけます。