私ども、LHS(ラーニングヘルスソサエティー)研究所のミッションの1つとして、中医学の正しい知識の普及を掲げております。

近年、ビッグデータを用いた解析により、がん、自己免疫疾患、脳卒中、心筋梗塞を始めとするほとんどの疾患で西洋医学に中医学を併用した場合に、予後が有意差をもって良いことが、ビッグデータ解析で世界のトップを行く台湾から膨大な論文で示されています。

また例えば、潰瘍性大腸炎は漢方薬である青黛(インジゴ)に免疫抑制薬不応の患者さんにも効果があることがランダム化比較臨床試験で実証されてますし、他にもランダム化比較試験で漢方薬の効果が示されているものもあります。

日本では、漢方薬が普通の処方薬のように使われていますが、中医学の正しい理解をせずに、西洋医学の薬の1つのように扱うのでは進歩は見込めません。

中医学は膨大な医学体系で、付け刃は通用しません。この医学体系をマスターする事は容易ではありません。しかしながら、基礎から少しずつ日常診療に生かしていく事は可能です。そのような観点から、昨年度は「中医学講座:中医薬膳アドバイザー講座」を開講し多くの方々を認定させて頂きました。

今年度は、より多くの方々に中医学を知っていただくきっかけとして、以下、新型コロナ後遺症、ワクチン接種後の体調不良対応として

2023年9月20日(水)14~17時に漢方アロマ入門特別講座
「感染後の緩和ケアコース ~ 香癒 (コウユウ) ~」
をライブ配信にて開催致します。

新型コロナウィルス後遺症や、ワクチン接種後の体調不良に悩まされている患者さんにアロマセラピーは心身の安穏をもたらして症状緩和を助けます。本格的な中医学入門の1歩に漢方アロマセラピーの理論と実践を学ぶ良い機会かと存じます。なおリアルタイム視聴が難しい方の為に9月末までのアーカイブも提供致します。

本特別講座は2023年9月14日(木)15時までお申し込みを受け付けております。
中医学の神髄に触れる第一歩として是非この機会をご活用いただけますと幸いです。